2日間でマスターする咬合調整テクニックセミナー

1本のインレーから、全部床義歯まで、すべてに応用できます。

[セミナーの特徴]

 私の提唱するベクトル咬合理論は、大学で教授される理論とはまったく異なっていることを、まずお含み置きください。この理論での咬合様式は、リンガライズドオクルージョンとグループファンクションです。
 この咬合様式は、全部床義歯の咬合面に限らず、部分床義歯、スプリント、さらには、インレーやクラウン、インプラントでもまったく同じです。
 この咬合を構築することによって、顎関節症、ブラキシズム、そして咬合性外傷や歯周疾患は治癒します。また、全部床義歯や部分床義歯では、快適な咀嚼と長期に安定する義歯となります。この咬合様式は、補綴修復物の種類によって変わることはありません。
 セミナーを受講された先生方は、この理論が難しいものでないことがおわかりになると思います。受講にあたっては、咬合理論と咬合様式が、咬合力学的また顎運動的にみて、いかに合理的であるかがおわかりになります。実習では、咬合調整の技術を習得してください。
 そして明日から、この技術を臨床に応用してください。患者さんの顔色や反応が、驚くほど明るく変わってくることに気付かれると思います。何軒歯科医院を回っても、痛くて噛めなかった全部床義歯を、先生が安定させて、患者さんの信頼を勝ち得てください。
 著者は、この理論による治療を40年近くにわたって、すべての患者さんに用いてきました。その間、理論や咬合様式の変更を、余儀なくされた症例は1例もありません。安心して臨床に応用できる理論です。

[各セッションのポイント]

講師紹介

丹羽 克味
(にわ かつみ)

1965年 東京歯科大学卒業
1971年 東京歯科大学助教授
1974年 明海大学歯学部助教授
1988年 奥羽大学歯学部教授
1996年 フジ写真フィルム東京本社保健センター歯科医長
1999年 東京都にて開業
2005年 亀田総合病院歯科センター臨床部顧問
2007年 明海大学歯学部非常勤講師

書籍紹介

 咀嚼・咬合論

咀嚼・咬合論

丹羽克味
田島基紀 著
2008年11月発行
8,400円(税込み)

入門 咀嚼と咬合

丹羽克味 著

2009年11月発行
3,990円(税込み)

全部床義歯の痛み

丹羽克味 著

2011年12月発行
6,300円(税込み)

セミナー 2日間コースのご案内

テーマ:「正しい顎位、その診断と治療」

実施要領

セミナー実施日
※セミナー時間
1日目 9:30〜19:00
2日目 9:00〜17:00

2013年

4月13日(土)〜14日(日)の2日間
満席御礼
開催地 東京御茶ノ水 学建書院会議室
定 員 4名
受講料

 歯科医師   60,000円+器具材料代(20,000円)計80,000円
 歯科医師以外 50,000円+器具材料代(20,000円)計70,000円
  ※器具材料代には模型・咬合器・スプリント代金が含まれます。

当日ご用意いただくもの 白 衣

カリキュラム

第1日目

時 間 内 容
9:30〜12:00 講 義 「臨床で必要な顎位とその臨床的意義」
    中心位、中心咬合位、咬合高径、咬合平面、咬合接触
    これらの臨床的意義について解説します。
    休 憩(10:30〜10:40) 
    咀嚼や会話機能における安静空隙の存在意義、咬合様式と咀嚼運動、ならびに正しい咬合の臨床的基準について解説します。
12:00〜13:00 昼 食(模型展示:著者の治療した模型を展示します)
13:00〜14:30 講 義 「中心位への誘導」
    中心位へ誘導の臨床的意味について解説します。
実 習
    クローズトロックの即時解除法ならびに中心位への誘導法を実習します。
    ・オトガイ誘導法/ヒポクラテス変法
    ・安静空隙(閉唇空隙と開唇空隙)の確認
14:30〜17:30 講 義 「顎関節症の診断と永久補綴治療」
    TMDの病因と診断、そして治療法として、スプリント治療、咬合再建処置、永久補綴治療について解説します。
    休 憩(15:30〜16:00) 
実 習
    下顎スタビリゼーション型スプリントによる治療法の臨床的意義、ならびに作製と咬合調整法を習得します。
17:30〜19:00 講 義 「部分床義歯の設計と咬合」
    インプラントより快適な咀嚼と、長期間安定する部分床義歯、その設計と咬合構築について解説します。

第2日目

時 間 内 容
9:00 集 合 学建書院
9:00〜10:30 講 義 「咬合性外傷と歯周疾患の診断と永久補綴治療」
    咬合性外傷と歯周疾患の病因、ならびに診断と治療法について解説します。
10:30〜10:40 休 憩

 

10:40〜13:00 講 義 「ブラキシズムの診断と永久補綴治療」
    BRXの病因、ならびに治療的診断法である咬合再建処置、そして永久補綴治療について解説します。

実 習
    咬合再建処置の治療法について、エポキシ模型を用いて技術を習得します。
13:00〜14:00 昼 食
14:00〜17:00 講 義 「全部床義歯の理論と咬合調整」
    どんな難症例の全部床義歯でも、安定させることができる咬合理論と、義歯作製の要点について解説します。
    休 憩(15:00〜15:10)
実 習
    リンガライズドオクルージョンとグループファンクションの様式に咬合調整する技術を習得します。
    上下顎エポキシ模型を重合した全部床義歯とみなして、実習します。
17:00〜 修了証書授与
解散

時間の許す限り、質疑応答・症例相談に応じます。
模型、エックス線写真の持参歓迎します。

☆カリキュラムの内容、スケジュールは変更する場合がございますので、予めご了承ください。


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